【左官工事業】建設業許可　必要な資格一覧や該当する工事内容

建設業許可の「左官工事業」を取得するためには、様々な要件をクリアしなければいけません。
そのため、様々な疑問点や悩みごとが浮かんでくると思います。

「左官工事業の工事内容・考え方」についてや、必置である営業所技術者等にとって「必要な資格・実務経験年数」などが分かるようになります。

「左官工事業」の許可を取るとできること

左官工事業の許可の取得によって、左官工事につき、1件の請負代金が税込で500万円以上の工事ができるようになります。

建設業許可を取得することで、様々な要件を満たしていると証明することができ、元請業者や取引先からの信頼度も変わります。

※元請業者として左官工事を請負い、工事1件につき、下請に出す合計額が5,000万円以上の場合には「特定建設業許可」が必要です（建築工事業は8,000万以上）
「特定建設業許可」については、要件が異なります

建設業許可において、「左官工事」とは

工作物に壁土、モルタル、漆くい、プラスター、繊維等を　こて塗り、吹付け、又は　はり付ける工事

とされています。

例）

・左官工事
・モルタル工事
・モルタル防水工事
・吹付け工事
・とぎ出し工事
・洗い出し工事

防水モルタルを用いた防水工事は、「左官工事業」・「防水工事業」どちらの業種の許可でも施工が可能とされています。

ラス張り工事及び乾式壁工事については、通常、左官工事を行う際の準備作業として当然に含まれているものとされています。

吹付け工事については、

・建築物に対するモルタル等を吹付ける工事は「左官工事」

・法面処理等のためにモルタル又は種子を吹付ける工事は「とび・土工・コンクリート工事」

に該当するとされています。

左官工事業の許可を取得する場合には、

営業所ごとに、常勤である専任の技術者が必要です。
→　「営業所技術者等」


営業所技術者には、左官工事につき技術的な観点から管理をすることができるよう「資格」もしくは「実務経験」を求めています。

　以下のいずれかが必要となります

☆ その他の「建設業許可を取得するためのポイント」はこちらにまとめてあります

ここでは、「左官工事業に関する資格」は何が当たるのかまとめてみました。

◎については、特定建設業許可の取得も可能です

＜建設業法＞